エンジンオイル交換

目次

前書き

前の車の時からMobil1を愛用していましたが、このオイルはカーディーラーやカーショップでは4リットルだいたい8千円~1万円程度(0W-40)と高価なのです。
でも、ネットショッピングではこれが5千円弱と安価なので、いつもネットで買って自分でオイル交換しています。
今回はその手順の紹介です。
車種は日産 ラフェスタハイウェイスター(マツダ プレマシーOEM)です。

準備するもの

エンジンオイル

冒頭の通り、Mobil1の0W-40 4リットル+1リットルの計5リットル準備しました。
ラフェスタハイウェイスターはオイル+オイルエレメント交換で4.3リットル必要です。
オイル交換のみ では3.9リットル必要です。

オイルフィルタ

サンエレメントのSO-678です。近くのホームセンターで売っていたものを購入。
ディーラーではフィルタ内部のエレメントのみ交換タイプと聞いていたのですが、実際に交換してみると一体型の従来タイプと判明。
交換前に一度、どちらのタイプがついているかを目視確認したほうが良いでしょう。
オイルフィルタの先端にネジがついているものは、内部エレメントのみ交換タイプです。
購入時は、日産 ラフェスタハイウェイスター用だと、売ってないorラフェスタJOYの物を間違って購入する可能性があるので、素直にOEM元であるマツダ プレマシー用を探すのが間違いないでしょう。

オイルフィルタレンチ

オイルフィルタを取り外し・取り付けするレンチです。
でも、ラフェスタハイウェイスターはアンダーカバーついているので、写真のようなレンチではなく、カップタイプのレンチを用意した方が交換作業が楽になります。カップタイプであれば、アンダーカバーを取り外さなくても、オイルフィルタを取り外し・取り付け出来ます。
写真のようなものでは、76mmが挟めるものを用意してください。(写真は75mmまでですが・・・^^;)
カップタイプの場合は76mm15角のものとなります。
しかし、オイルフィルタによっては径と角数が違うこともあるので要注意です。

 ドレンパッキン

VOSTONEのドレンパッキンです。これも近所のホームセンターで購入しました。
アルミ製でサイズは20x14x1.5です。
オイル漏れを防ぐためにも、ドレンプラグを外したら毎回交換しましょう。

ジャッキ or スロープ

交換作業を楽に行うため、今回はスロープ使用です。
高さ:200mm
幅:210mm
長さ:850mm
傾斜:20°
これ以上きついスロープは、バンパー削っちゃいそうです。

 廃油処理パック

これも近所のホームセンターで買った廃油処理パックです。
ラフェスタハイウェイスターは 4.3リットル(オイル+オイルフィルタ交換時)捨てることになるので、最低でも4.5リットル程度の容量は必要でしょう。
5リットルオイルを買うことになるので、入りきらなかった新品オイルも併せて処分するとなると5リットル以上の容量があったほうが安心です。新品を廃棄するのはもったいない気もしますが・・・。

 6角レンチ17mm

普通のレンチです。ラチェット付きで。

オイルジョッキ

あると便利です。
ないなら、厚紙などで漏斗を作りましょう。

耐油手袋

手をオイルから保護します。

オイル交換作業

 暖機

まずは、エンジンを暖機します。
しないとオイル抜きに時間がかかります。
時間は3分程度で、エンジンが手で触れるくらいに温まれば十分です。
水温計の低温表示が消えるくらい暖気すると、オイル交換でオイル触ったり、エンジン触った時に火傷してしまうので注意してください。

フィラーキャップ確認

車を上げる前に、一旦エンジンオイルフィラーキャップをはずします。
先にドレンプラグ抜いた後、エンジンオイルフィラーキャップが外せなくてオイル入れられない!なんて事になると、とても困りますので、それを防止します。

車を上げる

フィラーキャップが外れたら、軽く閉めて車をジャッキアップします。
ジャッキアップポイントは事前にディーラーなどで確認しておきます。
誤った場所でジャッキアップすると、車を破損させる恐れがあります。
ジャッキアップ後、フロントジャッキポイントにリッジトラックをかけてください。
写真のようなスロープを使用する際は、バンパーとの干渉に注意し、ゆっくりと車を載せていきます。
車をスロープから落とさないように、アクセルは慎重に、少し走らせては確認を繰り返します。

アンダーカバー取り外し

カップタイプのオイルフィルタレンチを使用する際は、この作業は不要です。

オイル抜き準備

暖気後は当然、エンジンは熱くなっています。
エンジン下のドレンプラグを抜く際は、必ず耐油手袋などを装着し、飛び出してきたエンジンオイルから手を保護してください。
まず、ドレンプラグ下に廃油処理パックをセットします。
ドレンプラグの真下と、そこから後方30cmはカバーできるようにセットしないと、抜け始め~抜け終わりのどこかでオイルをこぼしてしまいます。(オイルに重力が加わり、最初プラグを抜いた瞬間は弧を描いて勢い良く後方にオイルが抜けていきます)

オイル抜き

廃油処理パックをセットしたら、レンチ17mmでオイルパンにあるドレンプラグを緩めます。
ドレンプラグは、レンチで緩んだら手でさらに緩ませ、抜ける直前は一気にドレンプラグを緩ませ抜きます。
このときに出てくるオイルは当然熱いので、ドレンプラグが抜けると同時に手を離します。
可能であれば、ドレンプラグ上部から親指・人差し指でつまむようにドレンプラグを抜くと良いです。
ドレンプラグはそのまま廃油処理パックの中に落としつつ、エンジンオイルが抜けるのを待ちます。

オイル通し

ラフェスタハイウェイスターはオイルフィルタを交換しても、必要なオイルは4.3リットル程度です。
私はオイルが抜けたころに、オイルジョッキに0.5リットル新しいオイルを入れ、ドレンプラグが抜けたままオイルフィラーキャップ部から新しいオイルを入れます。
こうすると、エンジン内に残っている古いオイルも多少は抜けます。
※しっかり綺麗にしたい時は、フラッシングオイルなどを使ってください。この方法はあくまで気休め程度です。

 ドレンプラグ取り付け

廃油処理パックの中から、落としたドレンプラグを救出します。
古いエンジンオイルまみれなので、ブレーキクリーナなどを使って綺麗にします。
このとき、古いドレンワッシャも取り除きます。
締め付けられ、潰れているので指では外れないかも知れませんが、ラジオペンチなどで引っ張れば簡単に外す事ができます。その後、新しいドレンワッシャを装着します。
エンジンのドレンプラグ付近も、ブレーキクリーナを染み込ませたウエスなどを使って綺麗にします。
最後に、ドレンプラグを締め込めば取り付け終了です。
ドレンプラグの締め付けトルクは30-41[N・m]です。

オイルフィルタ取り外し

オイルフィルタ下がカバーできる位置へ廃油処理パックをセットします。
エンジンについているオイルフィルタへオイルフィルタレンチをセットし、「クックッ」と力を加えます。
緩むと、後は手ではずせます。手袋を装着し、オイルフィルタを取ります。
このとき、オイルフィルタ内のオイルがこぼれ出しますので、オイルフィルタ下に体や顔が来ないよう注意してください。
オイルフィルタは一気に外すと内部オイルが飛び散りますので、一旦緩めてあふれるオイルが無くなってから外すと、オイルが飛び散らずに取り外せます。

オイルフィルタ取り付け

オイルフィルタがはずせたら、ウエスでエンジン周辺に付着しているエンジンオイルを丁寧に除去します。
ウエスにブレーキクリーナを吹き付け、エンジンを拭くとすぐに綺麗になります。
綺麗になったら、オイルフィルタのゴムパッキン部分と、エンジンのフィルタ接触部分に新品のエンジンオイルを指で薄く塗ります。
ゴムパッキン焼き付き防止です。必ず忘れずに、新品のオイルで実施してください。
エンジンオイルを薄く塗ったら、オイルフィルタを手で締め込み、エンジンと接触するところで締めこむのをやめます。ここからは、指定トルクで締めるわけですが、大概のオイルフィルタは角度締めになっています。今回のフィルタでは、エンジンと接触してから3/4回転(270°)との指示でしたので、指定角度分だけ締めました。

オイル注入

オイルフィルタを交換したかどうかで、エンジンへ入れるオイルの量は変わります。
下表を参考にしてください。

オイルフィルター交換ありオイルフィルター交換なし
4.3リットル3.9リットル

エンジンオイルは、交換方法、油温等によりエンジン内に残る油量が異なる場合があるので、上記表通りにオイルを入れても過不足が発生する可能性があります。
また、一度に上記表量を入れると、入れすぎた場合抜くことが困難なので、まず0.3リットル程度少なく入れます。
その後、オイルレベルゲージを見ながら0.1リットル単位で追加していきます。
ゲージのHレベルの80%程度になったら、5分程度放置し、減るようであれば追加し、減らないようであればフィラーキャップを閉め、エンジンを始動して5分ほどアイドリングします。
このときに、ドレンプラグやオイルフィルターからのオイル漏れを確認してください。
アイドリングが終了したら、5分ほど待ってもう一度オイルレベルゲージを確認し、Hレベルの80%程度であればオイル交換終了です。

今回は「モリドライブ」も一緒に入れてみました。
添加剤を入れるときは、添加剤の分量だけエンジンオイルの分量を減らしてください。

最後に

慣れれば、一連の作業で30分もかからないで終わります。
オイル交換後はしばらくゆっくりとした走行を行い、オイル漏れなど無いかをよく確認してください。
高価なオイルほど、加水分解などを起こしやすいものが多く、高性能ですが長寿命ではないです。
安価なオイルでも半年に1回程度のこまめなオイル交換のほうが、高価なオイルを1年使うよりエンジンに良いと言われることもあります。

ラフェスタハイウェイスターに適合するエンジンオイルフィルタのメーカー・型番を知っている方がいましたら、コメントで情報いただけると幸いです。


もっと簡単にオイル交換

カー用品店やディーラーで一般的な、オイルレベルゲージのパイプからオイルを抜き取り交換する方法を 公開 しています。

もっと簡単にオイル交換したい方は見てみてください。

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!

この記事を書いた人

コメント

コメント一覧 (3件)

コメントする

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

目次